みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
この試合は、実は私がこっそりと注目していた試合でありまして、1月27日に行われたものなのですが、試合を観て感想を書いていたものの、フェデラーの投稿に熱を注いでしまって、すっかり投稿し損ねていたため、今頃(1月30日現在)に投稿するという、超遅報をしていくことをご了承ください。
そのため、この試合の感想に鮮度はございません。
カピカピでございます。
あ、なぜ注目していたかと申しますと、どちらの選手もジョコビッチが苦手としている選手だからです。
ジョコビッチも意外と、フェデラーと同じ様に、バカ打ちしてくる選手(デルポトロとかも)を苦手としている傾向にあります。
だから、対ジョコビッチキラーの2人が激突することによって、ジョコビッチがこの2人をなぜ苦手とするのか、そして、どうすればジョコビッチはこの2人に勝てるのか、ということが分かるのではないかとふと気になり、注目していたわけであります。
(ジョコビッチがこの2人に安定して勝てる様になってほしいとは特に思っていませんが笑 そこは単なる好奇心です笑)

全然関係ないですけどなんだか今写真、今にもキスしそうな距離感ですよね笑
では試合の方を振り返っていきましょう。
試合内容;ミラーマッチかの様な力と力の衝突! 6-2,2-6,4-6,7-6(2),6-2
まずスタッツを見ていきます。
左がメドベージェフ、右がワウリンカです。
19 | サービスエース | 18 |
---|---|---|
2 | ダブルフォールト | 1 |
(68%) | 1stサーブポイント | (76%) |
(56%) | 2ndサーブポイント | (51%) |
(56%) | ネットポイント | (67%) |
(38%) | ブレークポイント | (36%) |
(31%) | レシーブポイント | (34%) |
44 | ウィナー | 71 |
35 | アンフォーストエラー | 64 |
136 | トータルポイント | 145 |
204 km/h | 最高サーブ速度 | 214 km/h |
188 km/h | 1stサーブ平均速度 | 196 km/h |
145 km/h | 2ndサーブ平均速度 | 157km/h |
表を見ていただければ分かる様に、この試合、ウィナーの数がメドベージェフ44本、ワウリンカがなんと71本!!
想像を絶するバコリ合いだということがわかります。
これは、互いに3ブレークと4ブレークしあっていて、ダブルフォルトもほとんどないことからも、ラリーでの勝負がほとんどだったことが分かります。
試合内容は私が最初から予想していた通りのバコり合いでした。
もはや、途中、「どっちがより速くボールを打てるのか競争しているのかしら?」とも思えるほど、お互い強打を打ち合っていました。
というか、実際2人の中にそんな競い合う感情もあった様な気がします笑
結果、私の目には、スピード重視の単調な試合に映りました。
ジョコビッチとマレーの永遠に続くかと思われる様なラリー戦の、早い展開バージョン的な笑
その分ミスも多かったですし。
それは2人のアンフォースドエラーの項目に結果として出ています。
35本と64本。
お互い、威力のある球で相手をベースライン上に釘付けにした後でドロップを打つという戦術をよく使っていたので、これも、お互いにやっていてミラーマッチの様でしたね。
試合を通じて見えたベドベージェフの弱点
試合を通じて思ったのは、メドベージェフって意外とパワータイプが苦手だったんだなということです。
あの長い手脚は、振り回されることは得意でも、それを高速でやられると、手脚が長い分、回転数・瞬発力に欠けていて、切り返しが少し遅れている様に見えたので、そういったところが弱点なのかもしれません。
つまりジョコビッチは今後、今の「ラリー力、振り回し力で相手を制圧する展開」に加えて、速度を足す。
つまりメドベージェフに負けない様な、いや、むしろ先にハードヒットしていけば、まずメドベーデフを振り切ることができる様になると思います。
ジョコビッチの展開力に速さ、メドベージェフやワウリンカの様な暴力性が加わったらもう想像するだけでも嫌ですけどね笑笑
ゾッとします。
「簡単にいうけど早々できないだろそんなこと」
「パワーを足したら荒くなったりして他の選手に負けたりし出すんじゃないか」
と思われるかもしれませんが、苦手なパワー選手が相手の時だけ、対抗策としてコントロールはそのままに、左にハードヒットを多くして展開していくことくらいなら、ジョコビッチの実力を考えるとかなり現実的な手段だと思います。
まとめ
なんにせよ、やはりGS仕様のワウリンカは強いなーと思えた一戦でした。
メドベージェフ、全豪での活躍を期待しましたが、惜しかったです。
また次の大会からの活躍に期待しましょう。
さて、この試合の後、ワウリンカはズべレフに負けてしまいました。
身体にガタがきていた様ですね。
復帰してから好調だったので残念でした。
一方のズべレフは、またとないGS優勝の可能性が見えてきます。
次戦はナダルを破ったティエムとの対戦。
万が一勝てれば、決勝では、おそらく上がってくるであろうジョコビッチに対して、以前ツアーファイナルの決勝で戦って破った経験がありますので、それが有利に働くかもしれません。
一方、ティエムが決勝に勝ち上がってきても。ティエムも昨年のツアーファイナルでジョコビッチを破っているので勝機はあるかと思います。
それを言えば、フェデラーも昨年ツアーファイナルでジョコビッチを破っているんですけどね笑
しかし、フェデラーに関してはこの情報はあまり関係ないでしょう。
ズべレフとティエム、フェデラーとジョコビッチ、意外なことに、ベスト4はおじさん揃いになるかと思えば、
世代間で準決で戦って、決勝に代表者を出して対決するといった様相になっていました。
ナダル率いるトップハーフは、結果的に言えば世代交代が起こってしまったということが言えると思います。
しかし、それに待ったをかけるのは、ボトムハーフのBIG3の2人。
BIG3か否か、どちらが今大会を制するかで、今年の流れが大きく変わるでしょう。
誰か1人でもBIG3を破って優勝すれば、若い選手たちは一気に色めきだってきます。
若い選手たちが一度自信を持って勢いに乗れば、その勢いを止めることはかなり至難でしょう。
今年の全豪は波乱が起きるのか否か。
まずは今日の午後から行われる、フェデラー対ジョコビッチの試合を楽しみにしましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!!
fin.