みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

試合結果:5-7,5-7〜フェデラーの荒れ目なプレーがチラホラ。試合勘を取り戻せなかったか
結果は5-7,5-7でフェデラーの敗北となりました。
全体的なイメージとしては、フェデラーが荒く、ティエムはいつも通りといった印象を持ちました。
しかし、フェデラーは元々粗めなプレーの日だというのにも加えて、ティエムの強力なフォアハンドを警戒して、「少しでも強く厳しいコースに返そう」、や、「ちょっとでも甘い球を打ったらカウンターが来る」といったプレッシャーの結果、ミスをさせられているようにも見受けられました。
会場は完全にフェデラーの声援の方が多く、フェデラーがティエムのゲームをブレークした時には会場が揺れるような大きな歓声があがっており、ティエムはやりづらかったことと思います。
しかし、ツアーファイナルの出場権を獲得するほどのトップ選手ですから、この程度で折れるメンタルではありません。
しっかりといつも通りのプレーをして、力づくでフェデラーを押さえつけ勝利をもぎ取ったティエムにも大きなな拍手を送りたいと思います。(何様)
対戦相手のドミニク・ティエムはオーストリア出身の現在世界ランク5位、持ち味はピストルのようなフォアにあります。
鋭く速く、威力のある球を立て続けに撃ち続けることができる選手です。
フェデラーの全盛期の頃のプレーに最も似ているかもしれません。
フェデラーはこの試合が始まってすぐに第一ゲームで自身のサービスゲームをブレークされます。
私はこの段階で正直ダメだと思いました。
不謹慎ですが、「ボコボコにやられて普通に負けるだろうな」と。
なぜなら、そこまで厳しくもなかったボレーをネットにかけていたからです。
これはフェデラーの特徴なので覚えておいて頂きたいし、ご存知の方も多いかもしれませんが、フェデラーが負ける時の試合の兆候として、フェデラーのボレーミスは要チェックポイントとなります。
しかし第4ゲームでティエムのサービスゲームを、ティエムのミスに助けられながらもブレークし、
ここで早速『コメやっさ』の掛け声。
とてもやる気に満ちあふれています。
「おや、もしかするともしかするのか?!」
と思わせておきながら、あっさりと5-5の場面で再びブレークされ、(しかも30-30の場面からイージーミス2つで落とす悲しみ)5-7で落としました。
第2セットは気合い十分といった様子で戦っていたフェデラーでしたが、如何せんティエムのバカ撃ちフォアの威力をうまくいなせません。
少しでも甘く返すとピストルフォアがサイドギリギリに飛んできて、老体フェデラーのフットワークでは追いつくことは叶いませんでした。
しかし華麗なプレーをしつつお互いキープ合戦のままもつれ込んだ5-5の場面、再び甘いミスでフェデラーはブレークを許し、そのまま5-7で力尽きたのでした。。。。
フェデラーは残り2試合で勝てるのか?!勝てる!!
フェデラーは昨年も、ラウンドロビン初戦は、当時絶不調だった錦織圭と大泥試合をかました挙げ句、負けてしまったのですが(口悪すぎ)、今回も初戦は調子が上がりきらず負ける形となってしまいました。
果たして果たして、フェデラーの心は折れてしまったのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
下に貼ってある動画の最後に、フェデラーとティエムの両者がネットに歩み寄って握手する場面があるのですが、そこでのフェデラーの素っ気なさに、フェデラー通の貴方ならすぐに気がつくことでしょう。
軽く肩を一回ポンと叩いて、ティエムに言葉も特に掛けずにスーッと審判台の方へ向かっていました。
これはフェデラー、間違いなく“オコ”です。
残り2戦、ジョコビッチとベレッティーニに対して全力で向かって行くことでしょう。
逆に言えば、ジョコビッチを倒すためのフェデラーのスイッチを、ティエムが押してくれたとも捉えることができます。
ウィンブルドンの借り(かなり大きい)を返すために、雪辱を果たす瞬間を見たいものです。
フェデラーの次戦に期待しましょう!!
fin.