フェデラー速報ではなく実は“遅報”ですが、その分、1記事1記事を書くのに、分かりやすい画像を探したり、下調べをしたりして、クオリティに全振りしています。

【ウィンブルドン2019】錦織圭が芝の王者フェデラーに挑む!! 6-4,1-6,4-6,4-6

 

ラム

皆さんどうもこんにちは、テニス大好き、ラムです!

 

 

ラム

『フェデラー速報』の今回の記事では、過去のテニスの試合を私の独断と偏見で選び、それを見返して得た感想を、“まるで今日観た試合かのようなテイストで書いています!

 

 

今回チョイスした試合は、昨年のウィンブルドンです!!

フェデラーファンにとっては忘れられない大会となりました。

 

 

 

【この記事でわかること】

ウィンブルドン2019の準々決勝戦;フェデラー対錦織圭
・フェデラーのキレキレテニス
・錦織圭のメンタリティの課題

・ウィンブルドン2019準々決勝の顛末

 

 

 

 

コロナでATP大会も中止が続き、復帰開催の目処も立たない中、「逆にこんな機会でしか過去の試合の振り返り記事を書くことはないでしょう!」ということで、スーパーポジティブ思考(バカ)な管理人は、喜び勇んで過去の試合記事を書くことにしました!

 

 

今回選定した試合は、2019年ウィンブルドンの準々決勝、フェデラー対錦織圭の試合です。

 

 

 

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⚠️今回の記事は、フェデラーと錦織両方の応援をしているという事もあり、(最終的に勝って欲しいのはフェデラーですが)両者の視点に立って書いているので、立場が度々変わることがあり、読みにくい箇所もあるかとは思いますが、その点はご容赦ください。⚠️

 

 

 

 

 

 

フェデラーと錦織圭の勝ち上がりはお互い絶好調でした!

 

 

さて今回は、フェデラーの準々決勝。

相手は我らが錦織圭。

 

 

フェデラーは初戦から、

1R vsL.ハリス 3-6,6-1,6-2,6-2

2R vsジェイ・クラーク 6-1,7-6(3),6-2

3R vsL.プイユ 7-5,6-2,7-6(4)

4R vsM.ベレッティーニ 6-1,6-2,6-2

 

という勝ち上がりで錦織戦を迎えています。

 

 

らしくないプレーを見せたのは一回戦くらいで、他の試合は順当に王者の実力を発揮しつつ勝ち上がりました。

 

この時、もうすぐ齢38を迎えようとしている男が、今年のウィンブルドンの明らかな優勝候補であり、そして事実優勝まであと1ポイントのところまでいきました。。。

 

本当にすごいというか、もはや「私でもできるのではないか」という錯覚にすら陥りそうになるから怖いものです笑

 

 

フェデラーのドローは序盤こそ楽でしたが、ここから先は、

準々決勝;錦織

準決勝;ナダル

決勝;ジョコビッチとなり、ウィンブルドンに相応しい中々な劣悪ドローとなっていましたね。

 

劣悪ドローと言われる中に錦織圭がいることは本当に嬉しいものです。

 

 

しかし、何と言っても、フェデラーは自分と戦わなくて良いのですから、大きなハンデをもらっていることになります。

 

 

それを証拠に、フェデラーと戦わなければならない錦織は、

準々決勝;フェデラー

準決勝;ナダル

決勝ジョコビッチと、壊滅的なドローになってしまっていますからね笑

 

 

自分と戦わなくて良いというメリットは、土のナダル、コンクリのジョコビッチにも全く同じことが言えます笑

 

 

 

錦織選手は今大会、全豪全仏とは打って変わって苦戦もほとんどせず、快勝でベスト8への階段を駆け上がってきました。

 

なんと準々決勝までの失セット数たったの1!

 

具体的な勝ち上がり方も見ておきましょう。

 

 

1R vsT.モンテイロ 6-4,7-6(3),6-4

2R vsC.ノーリー 6-4,6-4,6-0

3R vsS.ジョンソン 6-4,6-3,6-2

4R vsM.ククシュキン 6-3,3-6,6-3,6-4

 

 

 

これには驚きましたね。

 

いつものマラソンテニスプレイヤー錦織ではない!!

 

 

体力万全やないか!!これはいけるで!!!

 

そう思って、試合を見ていました。

 

 

 

 

 

試合展開;2017年全豪オープンと似たような展開になる。序盤の錦織圭、中終盤のフェデラー

 

 

 

 

スタッツを上げておきましょう。左が錦織、右がフェデラーです。

 

 

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あらゆる項目で引けを取っていますが、特に差がついたのは、リターンゲーム得点数と、ファーストサーブポイント獲得率ですね。

 

錦織がリターンできないというのは珍しいですがそれだけフェデラーのサーブの散らしかたが良かったということでしょう。

 

 

 

試合内容は、大きく流れで分けて「第1セット」と「第2セット以降」の2つに分けられます。

 

 

 

 

第1セット

 

錦織のスタートダッシュが良く、フェデラーがまだ完全にギアが上がりきっていないうちに、リターンから揺さぶりをかけてフェデラーにプレッシャーをかけていきます。

 

フェデラーは乗り切れず、ペースをつかめず、らしからぬ安易なエラーも重ね、錦織第1セット先取。

 

この展開は2017年全豪オープンでも見られました。

 

錦織圭のフットワークの速さにフェデラーが間に合わないというか、「予想しているよりもkeiは俺の球に追いついて返ってくるな」という感じになっているんでしょうね。

 

で、途中からギアを上げて叩きに来ます。

 

一方、錦織圭もフェデラーが本調子ではないということを誰よりもわかっているのでしょう、「このままではフェデラーは終わらないはずだ」と思って勢いに乗って攻め切ることができません。

 

 

フェデラーは少し錦織圭を甘く見ているのかな?

 

 

ジョコビッチなんかは最初から警戒マックスで来ているから(2014年全米の負けをずっと根に持ってますからね笑)序盤からの刹那リードさえも許しません。

 

 

 

 

 

 

・2セット目以降

 

 

フェデラーの通常運転開始。

錦織も、格上とやる時あるあるの「焦り気味攻め急ぎによりエラー多目になってしまう」仕様に、、、

 

 

結果、必死に錦織はキープし続けて、一見キープ合戦の様相をスコア上では見せるも、その実、まるで対等にゲームが進んでいるとは思えないような、スコアよりも中身には差がある、違和感のあるゲーム進行になっていきました。

 

 

 

 

ただし、フェデラーは何気ないポイント、例えば、ただのキープゲームの30-30など、セット獲得に直接関係のないところでも『米屋さん(本気の時にのみフェデラーが言う、母国語「カモン」のこと)』を言っていましたし、フェデラーを追い込み、本気を出させたのは言うまでもないことだと思います。

 

 

 

 

 

 

錦織圭に足りないものは自信

 

 

 

ここから先は、1テニスファンとしての戯言です。

 

言うは易し行うは難し」を重々承知の上で、私が錦織選手に足りないのは、『自信』だと思います。

 

技術はあるのに、格上に対して、臆病になる、(これは日本人特有のDNAからくるものなのかもしれませんが)そのせいで自分のプレーを出し切れない。

自分で勝手に制限をかけてしまっているように見えます。

 

 

BIG3にそれぞれもう3勝ずつくらいすれば、自信がついてくるのではないかと思うのですが😭、それを成すためにもまた、自信が必要になります。

 

まさに、「鶏が先か卵が先か」の話になって堂々巡りですが、かといって諦めるわけにもいきませんので、なんとか一勝ずつ、BIG3が全力の時に(現在コロナの影響でBIG3も自主トレの時期なので、選手生命は少し延びるでしょう。フェデラーもあと2,3年は続けると思います。)、全力のプレーでねじ伏せて倒すということを繰り返していくしかないのではないでしょうか。

 

絵空事を言ってしまった気がしてならない、、、笑

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

何れにしても、この試合、フェデラーは強かった。

 

 

がしかし、錦織圭が初ウィンブルドンのフェデラー戦に勝てるビジョンってそもそも私には見えなかったんですよね。

 

これがもしチチパス、メドベージェフ 、ティエムあたりならかなりフェデラー も危ないなと思うのですが。

 

恐らくこの中にも同じ意見を持っている読者の方がいるのではないでしょうか・

 

両選手の違いは、格上に食らいつくメンタリティがあるかどうかです。

 

 

「食らいついてやる、ボコボコにしてやる!」まで思って獣のように牙を突き立てなければ格上に勝つことはできません。

 

 

これは私が県トップレベルの選手と戦うときに常に気をつけていることでもあります。

 

 

 

さて、フェデラーは錦織圭を下した後、ナダル、ジョコビッチと相手にしていくことになりますが、その結果がどうなるのか、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

 

また次の記事でお会いしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

fin.

 

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