みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
フェデラーが負けて、しばらく放心状態だったラムです笑
去年のウィンブルドンよりかはまだ傷が浅いですが笑笑
あれは大変でしたね。
フェデラーファンの方は大変だったことと思います。
自分の気持ちとどう折り合いをつければ良いのやら。。。
あの時は、まだ当ブログの前身、「フェデラー研究所」の時代でしたが、あの時は勢いに任せて長文記事を二本投稿しました笑
当時の“熱い”ブログです↓
今大会、私のツイッターアカウントをフォローしてくださっている皆様、タイムラインを荒らしてしまって申し訳なかったです。
しかし、感想を一緒に共有してくださり、落ち込んでいる私を励ましてくださり、メンタルのフォローまでしてくださり、本当に感謝しかありません。
ありがとうございました。
この記事は、実はもう少し私の放心した気持ちが収まってから書こうと思っていたのですが、何と言っても『フェデラー速報』ですから、こんな時こそ早く書こうということで、気持ちを奮い立たせてパソコンに打ち込んでおる次第です笑
話は一瞬それますが、もしツイッターをやっておられるフェデラーファンの方で、今この記事を読んでくださっているなら、よければ私と繋がりませんか?
ラム@フェデラー速報 @federersokuhou で活動を最近始めました。
のぞいてみてください!
お待ちしております。

さて、余談はこのくらいにして、
まず、フェデラーにありがとうと言いたいです。
この大会、どこで負けてもおかしくなかった。
というかもはや負けていた笑
「本当に勝ちましたっけ?笑」ってな感じで、
私の中では、もう随分前からボーナスステージに入っていました。
「もうどこで負けてもいいや」と思っていたのに、なんとか、怪我を負いながら、ボロボロの状態で(老体に鞭打って)ジョコビッチの元まで這い上がってきたフェデラー。
中々ファンが期待するのをやめさせてくれないんですよねーフェデラーって笑笑
しかも今度ばかりは、ジョコビッチに流されて負けるとんでもない塩試合になるだろうと予想したのに、第1セットはなんと一時5-2リードの局面さえありました。
この時は感動しましたねーとんでもないサプライズです。
結果、負けはしましたが、今大会のフェデラーの中で、一番良い、熱い試合ができたのではないでしょうか。
もちろん、今の所今大会でジョコビッチを最も苦しめた選手だとも思います。
そんなフェデラーの試合の振り返り、少しまだ心が痛んでいますが、始めていきたいと思います!!
試合内容;一時10年前の様なプレーを見せるも徐々に徐々に劣勢に、、、 6-7(1),4-6,3-6
15 | エース | 11 |
3 | ダブルフォルト | 1 |
65% | ファースト サーブ率 | 73% |
66% | ファースト サーブ得点率 | 73% |
45% | セカンドサーブ得点率 | 56% |
2/7
|
ブレイク ポイント
|
4/11
|
0 | タイブレイク勝利数 | 1 |
33 | リターンゲーム得点数 | 44 |
93 | ポイント | 113 |
13 | ゲーム獲得数 | 19 |
2 | 連続獲得ゲーム数 | 3 |
6 | 連続獲得ポイント数 | 7 |
60 | サービス ポイント率 | 69 |
11 | サービスゲーム獲得数 | 14 |
こんなにもフェデラーとジョコビッチで差があったとは、スタッツを改めて見て驚きました。
どの項目も満遍なくジョコビッチに上回れています。
確かにジョコビッチは盤石なプレーでした。
やはりジョコビッチに対しては一発の有効打がないと厳しい。
ラリーの展開力で勝負をしようとするとどうしてもジリ貧になってしまいます。
その昔、フェデラーがずっとジョコビッチに勝てていた頃(ジョコビッチの万年3位時代)は、ジョコビッチと試合をするとき、強力なフォアでジョコビッチの体制を崩すことを中心にゲームを組み立てていました。
しかし今はその最強の武器も錆びついてしまった。
ジョコビッチの調子頼みで、もうフェデラーの地力で勝てることはなくなってしまったのか。
昨年ウィンブルドンあたりからそう思い始めていました。
しかしこの試合、立ち上がり、
序盤、フェデラーは圧倒的なプレーをしていました。
それも途中まで、ウィナーの本数があのジョコビッチに対して16-2になるくらい圧倒していた。
ジョコビッチに付け入る隙を与えず、一発で仕留めていました。
これは近年の試合ではほぼ全く見られなかった展開です。
バックハンドも、間違いなく、半年のツアー離脱の後17年に全豪オープンに復帰した際、対ジョコビッチ用に仕上げてきたネオバックハンドそのものが出ていました。
途中まで明らかにジョコビッチを圧倒していた。
5-2になるまで、2人の力関係は、約10年前のジョコビッチ万年3位時代、フェデラーにどうしても勝てなかった時の時代の試合展開そのものでした。
ジョコビッチの球がフェデラーにとっては甘く、一撃で沈められる。
しかし、この時のジョコビッチは、後のインタビューでも語っていましたが、集中力が万全ではなかった。
緊張もあっただろうし、何より、フェデラーが万全の体制で今回の試合に臨めていないことを知っていたからです。
心配というか、ジョコビッチらしからぬ邪念があったのだと思います。
それがジョコビッチの球をわずかに甘くさせた。
しかし、2-5と劣勢になったことで、ジョコビッチに火がつきました。
徐々にジョコビッチの球が深くなってきます。
フェデラーが一発を決めたいのにそれをできる甘い球が来なくなり、徐々にラリーが長引く様になりました。
根負けして先にネットにかけてしまうフェデラー。
今度は、フェデラーは打って変わってミスしない様にボールをコートに入れる様になってくる。
そしてそれを見逃さず一気にコースを変えて攻めて、自慢の展開力でフェデラーを劣勢に持っていくジョコビッチ。
まるで玉手箱を開けたかのように、一気に10年の時を経た、近年よく見る力関係に戻ってしまいました。
こうなると、振り回され始めたフェデラーは後手後手に回ってしまいます。
フットワークが衰えて、振られた後戻るのに、一瞬ですがラグが発生するようになっているからです。
フェデラーは次第にバックハンドをスライスでつなぐことが多くなりました。
ウィンブルドンではジョコビッチに対して刺さっていたこのスライスも、ハードコートではまるで効果がありません。
さらに、スライスに変えたところで、やはり先にミスするのはフェデラーでした。
そこから先は、フェデラーファンの方なら、もはや親の顔より見たフェデジョコの試合展開です。
最後の最後までフェデラーは頑張りましたが、今回ばかりは一切の奇跡は起こりませんでした。
もっとも、コートに立てていること自体が奇跡だと言われれば、それは仰る通りですが。
ロジャー・フェデラーでいられる時間が短くなっている
この試合、第1セットの5-2あたりまでに行った超高速展開こそ、今後フェデラーがジョコビッチに勝てる唯一の策だと思います。
やはり、一発で決めるしかない。
もうジョコビッチ相手にGSの長丁場の中でのラリー戦では勝ち目はありません。
あの速攻の展開を今後もやっていけるなら、そして、ジョコビッチが集中して深い球を打ってきても継続して攻め続けられるように練習をすれば、ジョコビッチに通用する武器のフェデラーらしい速攻の展開となるでしょう。(全盛期の頃の展開と全く同じなのですが。今は少しバック中心の展開になっているかもしれませんが笑)
本当に第1セット序盤を見ていると昔のフェデラーを思い出して懐かしさを感じました。
もはやエモかったです(意味一緒笑)
しかし、今大会を通して言えることですが、いよいよ確信に変わりました。
フェデラーが“ロジャーフェデラー”でいられる時間は年々短くなってきています。
ルフィの“ギアセカンド”みたいに、“ロジャーフェデラー化”は短期間強くなる戦法みたいな感じになっていくかもしれません。
もう40手前ですから、それでも許してやれよって感じですが(何様)笑
まとめ
ありがとうフェデラー。
私にとって、ミルマンに負けていれば、全豪オープンは本当になんでもない塩大会になるところでした。(他選手のファンの方、申し訳ありません。他の選手も好きなんですが、フェデラーに比べれば、、、ね笑)
それをこんなにも感情を掻き立てる魅力的な大会にしてくれた。
この試合、ジョコビッチはやはりジョコビッチだったけど、フェデラーもやっぱりフェデラーでした。
最後の最後まで、クールな中にも闘志を見せて、痛む体を引きずってでもしっかりと戦い抜いた。
本当に立派な姿を見せてもらえました。
でも本音を言うともう少し、若い時みたいに殺意さえ見せる闘志も見せてくれたら嬉しいなあ笑
フェデラーがジョコビッチに負けるのを見るのは本当に苦しい。
他のどの選手に負けるのより苦しいし悔しい。
なぜだかわかりませんが、ジョコビッチに負けるのだけは悔しいものです。
いちファンである私ですらこんなに悔しいのですから、当の本人であるフェデラーの悔しさとはどれほどのものか計り知れません。
しかしフェデラーはそれでも前を向いて歩き続けます。
次こそは勝てると思ってまたトレーニングに励むのです。
フェデラーからは、テニスの美しさ以外にも、“生き方”を通して本当にたくさんのことを教わっています。
本当にありがとう。
さて、去年、全豪の後にちゃっかりマイアミとインディアンウェルズでサンシャインダブル未遂(優勝と準優勝)をしちゃってるので、うかうかしていられません笑
果たしてポイントを守りきれるのでしょうか!
私たちファンも、今回の試合のことは早めに切り替えて、前を向いて歩いていきましょう!!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!!
fin.