フェデラー速報ではなく実は“遅報”ですが、その分、1記事1記事を書くのに、分かりやすい画像を探したり、下調べをしたりして、クオリティに全振りしています。

【ウィンブルドン2017】決勝で“王者フェデラー”に挑んだ“勇者チリッチ”!涙々の8度目の優勝で『芝の王者復活!!』6-3,6-1,6-4(2020年最新版)

 

ラム

皆さんどうもこんにちは、テニス大好き、ラムです!

 

 

ラム

『フェデラー速報』のこの記事では、過去のテニスの試合を私の独断と偏見で選び、それを見返して得た感想を、“まるで今日観た試合かのようなテイストで書いております!!

 

 

 

【この記事でわかること】

・ウィンブルドン2017の決勝;フェデラー対チリッチ
・スーパーチリッチかマリンちゃんのどちらが出るか?!
・試合の具体的な進行内容
・フェデラーの情けなしのブレないメンタリティ
・全仏でナダル、ウィンブルドンでフェデラーが全試合ストレートでの優勝のおかしさ

 

 

 

この記事では、どこよりも詳しく

ウィンブルドン2017結晶のフェデラーvsチリッチの一戦について振り返っています。

 

 

 

フェデラーがチリッチに勝ったのは憶えてるけどどんな展開だったかは曖昧だなぁ、それよりも去年のウィンブルドンの記憶が強すぎる泣

という方が多いでしょう!!

 

 

 

大丈夫です!!

3年前の試合の記事ですが、最後まで読めば必ず

そうだったそうだった!懐かしいなぁあの時はよかったなぁ!」と思って頂けるようになっています!!

 

 

 

そもそも、2020年5月現在で3年前の試合の詳細を詳しく振り返るような物好きブログは他にありません!笑

 

 

 

 

コロナでATP大会も中止が続き、復帰開催の目処も立たない中、「逆にこんな機会でしか過去の試合の振り返り記事を書くことはないでしょう!」ということで、スーパーポジティブ思考(バカ)な管理人は、喜び勇んで過去の試合記事を書くことにしました!

 

 

 

GW特別企画【フェデラー復帰後のGS優勝大会を振り返ろう!!】ということで、
下記試合を振り返っていきます。

なお、内容・コンテンツは変更する可能性があります。

5月2日(土)
【全豪2017】3R フェデラーvsベルディヒ at12:00
【全豪2017】4R フェデラーvs錦織圭 at21:00
【全豪2017】QF フェデラーvsズベレフ at23:00
5月3日(日)
【全豪2017】SF フェデラーvsワウリンカ
【全豪2017】F フェデラーvsナダル
【全英2017】3Rフェデラーvsズベレフ
5月4日(月)
【全英2017】4Rフェデラーvsディミトロフ
【全英2017】QFフェデラーvsラオニッチ
【全英2017】SFフェデラーvsベルディヒ
5月5日(火)
【全英2017】F フェデラーvsチリッチ←ここ!
【全豪2018】3Rフェデラーvsガスケ
【全豪2018】4Rフェデラーvsフチョビッチ
5月6日(水)
【全豪2018】QFフェデラーvsベルディヒ
【全豪2018】SFフェデラーvs鄭現
【全豪2018】F フェデラーvsチリッチ

GWは毎日12.21.23時に3回投稿します。

 

 

 

 

今回選定した試合は、2017年ウィンブルドンの決勝、フェデラー対チリッチの試合です。

 

 

 

 

 

 

ところで全然関係ないんですけど、チリッチって阿部寛に似てません?笑

 

阿部寛に髪の毛を染めてもらって1ポイントだけチリッチと代わってもらって見ても意外と気付かない説」を提唱します笑

 

 

 

今大会、準決勝まで全試合ストレート勝ちと、順風満帆の軌跡を辿ってきていたフェデラーですが、私は当時、決勝戦でフェデラーが果たして同じように楽勝ムードで勝てるのかどうか不安で仕方ありませんでした。

 

理由は2つ。

 

1つは、昨年もフェデラーは決勝まで完璧な勝ち上がりで進んだにも関わらず(準決勝でマレーを全く寄せ付けず「今年は行けるで!」ムードができていて)、決勝ではジョコビッチの前で今までが嘘みたいななんだか弱気なプレーの末負けてしまった前例があるから。

 

 

もう1つは、チリッチは、「メンタルが弱いマリンちゃん状態」の時と、「ATP史上最強の破壊力を誇るスーパーチリッチ」になる可能性を持ったワウリンカ的な選手であり、しかもそのスーパーチリッチは、あのフェデラーが何もさせてもらえずにストレートに負ける程の力を持ち(2014全米)、それが発動してしまったら今のフェデラーといえど対応し切れるかわからないという怖さがあるから。

 

 

不安になるには十分な要素が2つも揃っている(フェデラーが決勝で弱気になり、チリッチがスーパーチリッチだった即詰み)中で、私の心配を他所に結果はフェデラーの圧勝でした。

 

 

その様子を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合内容;チリッチがマリンちゃんだった。しかも“手負いの”マリンちゃんだった!! 6-3,6-1,6-4

 

 

具体的な試合の流れを見ていきましょう!!

 

 

第1セット 6-3

 

フェデラーの立ち上がりがあまり良くないです。

 

簡単なミスが目立つ。

 

悪い時のフェデラー。

 

しかしチリッチもスーパーチリッチではなかったため、調子が良い時は通るはずのカウンターをネットにかけてくれて、それでなんとか試合になっています。

 

さらに攻めの調子は良いが、攻撃を上手く凌ぐことができていないチリッチ。

 

 

2-2の場面で、チリッチがフェデラーのドロップを拾う際に勢い余って転倒。

 

さらにチリッチのミスが重なり0-40に

 

しかしブレイクポイント貯金型フェデラーはこれを30-40まで貯金してくれました。

 

が、次のポイントでバックを自分からネットにかけてしまいブレイクされるマリンちゃん。

 

この辺りがジョコビッチとその他の選手の一番の違いだと思いますね。

 

ジョコビッチはブレークポイントを握られたときに決してイージーミスはしません。
それどころかミスをしません。

 

 

この2-2を過ぎたあたりから、チリッチのミスが急に目立ち始め、特にバックをネットにかけるように。

ポイントがショートポイントで終わり始めます。

 

チリッチのミスで安心したのか、フェデラーのポイントの取り方に芸術性が入ってきます。

 

チリッチはさらに、サービスゲームでチキリ始めてダブルフォルト。

 

チリッチはリスクを負えなくなり始め、コースが甘くなっていきます。

 

こうなってしまうと、残念ながらもうマリンちゃんはフェデラーの敵ではありません。

 

2014年全米が信じられないくらいです。

 

セットポイントの場面でも、ネットインで何度かレットを繰り返した後、結局ダフォ落としをしてフェデラーにセットを献上しました。

 

 

第2セット  6-1

 

フェデラー恒例の1分キープが始まります。

 

チリッチは依然イージーミスが多いまま。

 

フェデラーはゲームの流れを守るためなのか、はたまたチリッチが足の様子を気にしているのを察して(後述)、敢えて休ませないようにするためか、チェンジコートの場面でもベンチに座らず、飲み物も飲まずそのまま反対コートへ。

 

 

強い対戦相手にこれをやられるとちょっと怖い笑

 

 

チリッチはバックの精度が壊滅的になりました。

何も入りません。

速攻でブレイクされます。

 

チリッチはバックで攻めても、つないでも、全部アウトになります。

 

これがグランドスラムの決勝で良いのか。。。

 

 

はたまたフェデラーが「手塚ファントム」でも打っているのか。。。

 

 

あっという間にフェデラーから見て3-0へ

 

 

 

ここでチリッチ、タイムアウト。

 

 

トレーナーなどが来て二言三言話すが、その目にはなんと涙が!!

 

 

 

 

足が痛くて思うようにプレーできない悔しさから出たものなのでした。

 

観客も心配そうなざわつきを見せ、会場全体がチリッチの動向を見守る中、

 

なんとフェデラーだけは颯爽と反対コートへ移動して「さぁ、試合はよ続けよーや」との意思表示w

 

 

チリッチはここではメディカルタイムアウトはとらずに、タオルで顔を隠して水で涙を洗い流し、次のゲームへ気合を入れます。

 

 

観客は、王者に対して再び立ち上がる健気な勇者チリッチに大歓声!!

 

 

そこからはチリッチが1ポイント取るごとに大歓声でした。

 

ウィンブルドン決勝でフェデラーを相手にした選手で、これだけの観客を見方につけたのはチリッチが始めてだと思います。

 

マレーとフェデラーの時でも声援は五分五分の印象でした。

 

 

 

チリッチはここから、できるだけポイントをショートポイントにしようとし始め、S&Vを中心の積極的にネットをとっていきます。

 

しかし、普段よりも無理して出ているせいで、なかなかボレーをコートに収められず、半ば自滅気味にブレイクされます。(この展開は私が無理してボレーに出まくる時とそっくりで親近感が湧いてしまいました笑)

 

 

フェデラーはノリノリで1分キープを続け、あっけなく、本当にあっけなく、チリッチが泣いてなかったら恐らくブーイングが起こっていたのではなかろうかレベルの塩かげんで、第2セットは終わりました。

 

 

第3セット 6-4

 

第2セット終了段階でメディカルタイムアウトを要請し、左足の治療を開始したチリッチ。

 

思えばファーストセットの2-2、序盤に転んだ瞬間に左足の豆を破って怪我をしていたのかもしれません。

 

そうすると、その直後からチェンジコートを急かし始めたフェデラーの行動にも納得がいきます。

 

あの段階から見破っていただなんでなんという洞察力。。。

 

恐ろしい男。

 

 

 

フェデラーとやるときは身体の動かし方にも気をつけておかないと、

コースで逆をつかれ続ける中、元々怪我している部分などが悪化するケースは非常に多いです。

 

錦織圭も、全豪オープンの4回戦でフェデラーに当たった時、振り回されすぎて左脇腹が悪化しました。

 

 

チリッチが「足が痛い」と言って涙ぐんで治療を開始し、その様子を会場全体が固唾を飲んで見守る中、

 

なんとフェデラーは反対コートに言って軽くジャンピングをしながら素振りw

 

 

恐ろしい男だ。

 

 

治療を終えたチリッチは奇跡を信じて3セット目へ突入します。

 

 

チリッチ、気合が入ったのか球の威力が強くなっていました。

 

もう置きに行っている場面ではないと判断したのでしょう。

 

それに対し、フェデラーは「ドロップボレー」などを織り交ぜ走らせようと対応笑

 

 

フェデラーはチリッチの、精度の低いバックを基本的に狙い出します。

 

チリッチ、今度はバックに続いてフォアまでもネットにかかり出し万事休すへ。

 

 

しかし依然としてチリッチが得点した時の歓声はとても大きい。

 

 

チリッチ、球威が上がったことでなんとかキープ合戦になるも、やはりエラーがありブレイクされます。

 

 

迎えた5-4フェデラーサーブ。

 

マッチポイントでセンターへのサービスエースを決め、フェデラー優勝!!

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

以上、フェデラーvsチリッチの試合模様について詳しくお送りしました。

 

 

優勝スピーチの中でフェデラーが、

 

これが僕の最後の試合でないよう祈る。来年ここに戻ってきて、タイトル防衛に挑戦することができればと願っている

 

とだけ言い残し、恒例の「また来年お会いしましょう」の決め台詞を言わなかったことでも話題になりましたね。

 

 

 

当時、「フェデラーは本格的に引退を考えているのではないか」と考えていましたが、

 

翌年もあっさり帰ってきて、しかも結果は2018年ベスト4、2019年準優勝笑

 

またもや私たちファンの心配は杞憂に終わりました。

 

 

 

次の記事からはいよいよ全豪オープン2018に入ります!!

 

フェデラー奇跡の二連覇なるか??

 

次の全豪では、絶対の強さを誇るジョコビッチを破る新たなアジアの新星も生まれてきます。

 

そんな中をフェデラーはどう立ち回っていくのか、、、

 

 

 

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!

また次の記事でお会いしましょう!!

 

 

 

【GW特別企画の連載記事はこちら!!】

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fin.

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