フェデラー速報ではなく実は“遅報”ですが、その分、1記事1記事を書くのに、分かりやすい画像を探したり、下調べをしたりして、クオリティに全振りしています。

【全豪オープン2020】日本の伊藤竜馬がジョコビッチの厚い壁に阻まれる 1-6,4-6,2-6

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

この記事では、全豪オープン2020のジョコビッチの2回戦、ジョコビッチvs我らが伊藤竜馬選手についての試合の振り返りをしています。

 

 

 

 

 

引用元;https://youtu.be/sx3wM6km8mo

 

 

 

 

伊藤竜馬選手の概略と本試合のスタッツ

 

伊藤竜馬選手は現在世界ランク144位の選手で、自己最高ランクは60位まで行ったことのある日本の実力選手です。

 

180cmという、日本人からすると恵まれた体型から発せられる威力のあるフォアハンドは、名前にちなんでドラゴンショットと呼ばれています。

 

そんな主に日本で活動していることが多い選手です。

一度肘を怪我して、悩まされていましたが、今回、見事グランドスラムに出場し、一回戦を突破しました。

 

 

 

 

それでは次に、試合スタッツを見てみましょう。

伊藤竜馬                                                                                                                        ノバク・ジョコビッチ
9 エース 16
1 ダブルフォルト 5
65% ファースト サーブ率 72%
66% ファースト サーブ得点率 93%
35% セカンドサーブ得点率 77%
0/0
ブレイク ポイント
5/9
0 タイブレイク勝利数 0
11 リターンゲーム得点数 35
53 ポイント 88
7 ゲーム獲得数 18
1 連続獲得ゲーム数 5
4 連続獲得ポイント数 11
42 サービス ポイント率 53
7 サービスゲーム獲得数 13

 

 

ダブルフォルト数では優っているものの、そんなことは比にならないくらいの差が他の部分でついてしまっています。

 

 

特に、ジョコビッチのファーストサービスの確率が73%でさらにそれが入ると93%を得点につなげているという得点力。

 

ただでさえリターンの良いジョコビッチに、こんなにサーブで展開されてしまっては、もうどうしようもありません。

 

 

 

さて、詳しく試合を振り返っていきましょう。

 

 

 

トップ層との差が目立ってしまった試合;1-6,4-6,2-6

 

 

率直な感想として、予想したよりも塩試合だったなという印象を持ちました。

 

もう少しガンガン攻めていってくれるかと思ったのですが。

 

最近、西岡選手のガッツあるプレーに見慣れすぎていて、他の日本人選手にも同じクオリティを求めてしまっていた私がいましたが、実際あんなに動ける日本人テニスプレイヤーは滅多に出てきません。

 

フットワークの差も浮き彫りになった試合でした。

 

 

展開は、一桁ランカーと三桁ランカーの順当な試合だなという感じで、ジョコビッチにひたすらいいようにやられてしまっているような試合でした。

 

とにかく、伊藤選手は振られると弱かった。

 

少しでもジョコビッチに左右に展開されると、もうお手上げといった感じでボールに対して十分な体勢で入れず、ボールをアウトしてしまいました。

 

ミスの質がジョコビッチとは全く違いましたね。

 

 

 

ジョコビッチは4割くらいしか力を出してなかったのではないでしょうか。

 

 

第2セット、伊藤選手も少し雰囲気に慣れてきたのか。4-4までキープ合戦が続き、積極的な良いプレーも多くみられましたが、ブレークされ、そのまま4-6で落としてしまいました。

 

伊藤竜馬選手がたまに打つ豪速球フォア“ドラゴンショット”が炸裂した時は、ジョコビッチも咄嗟に対応が出来ていませんでしたが、それもたまに速い球が飛んでくるから緩急の差にやられていただけで、それだけでは単発のポイントしか取れず、中々勝利まで繋げるのは難しいと思います。

 

伊藤選手は、普段のニュートラル状態であのドラゴンショットを連打できるようになれば、今後まだまだグランドスラムで戦っていくことができるでしょう。←何様

 

因みに全盛期のフェデラーはドラゴンショット並みかそれ以上をフォアに来たら8割型常に打っていました笑

チャンスではさらにギアを上げてよりハードヒットもしていましたね。

恐ろしい笑

 

 

第3セット、伊藤選手最大の見せ場があり、ラリー戦からジョコビッチの浅くなった球をすかさずストレートに流して前に出て、返ってきた球をボレーでジョコビッチの逆をつきバックギリギリの所へ配球。

ジョコビッチがなんとか返したロブを華麗にスマッシュ!!

 

 

本試合最大の歓声を浴びていました。

 

あのプレーはフェデラーを彷彿とされるようなプレーで、あんなプレーを続けてやってほしいなぁと思いました。

(フェデラーならあのプレーは標準装備ですが)

 

 

なんだか、伊藤選手をすごく辛口に書いてしまっているのですが、要はあれです、フェデラーって本当に上手いんだなということをこの試合を通して改めて確認した次第であります!

 

 

 

 

 

 

因みに、下の写真はジョコビッチのリターン時のものなのですが、こんなに重心を下げているんだというのが良くわかる一枚です。

引用元;https://youtu.be/sx3wM6km8mo

 

 

 

 

 

次の写真は、ジョコビッチのサーブのインパクトの瞬間なのですが、注目して頂きたい点は2点。

 

1つはトスがかなり前(身体の軸が前に倒れるほど)であること

もう1つはボールに対して突っ込んでいくかのように全体重を乗せて打っていること。

 

これは実際にやってみるとわかるのですが、自分で想像しているよりもかなり激しくサーブを打たなければこうはなりません。

「相手ごと吹っ飛ばしてやる!」という位の気持ちを持って下のジョコビッチのようなサーブを打ってみましょう!笑

引用元;https://youtu.be/sx3wM6km8mo

 

 

まとめ

 

伊藤選手は多くの課題が残る試合となりましたが、この大舞台でジョコビッチと戦えたということは、とんでもない宝物です。

とても大きな経験を得たに違いありません。

 

ポケモンでは、倒されてしまっては経験値をもらえないですが、人間は負けた方がなんならより多くの経験値をもらえたりするものですから面白いですね笑

 

 

さて、ジョコビッチの次戦の相手ですが、なんと今絶好調の西岡良仁選手であります!!!

 

現在錦織不在の日本男子テニス界ですが、錦織以外の選手たちが続々と頭角を現してきて非常に見応えのあるテニス界となってきております。

日本男子テニス全盛期と言えるでしょう。

 

 

ATPカップでナダルと激闘を繰り広げてくれた西岡選手。

きっと今回も激アツな試合になること間違いなしです!

 

楽しみに待ちましょう!

 

伊藤竜馬選手、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

fin.

最新情報をチェックしよう!

全豪オープンの最新記事8件