
皆さんどうもこんにちは、テニス大好き、ラムです!

この記事では、過去のテニスの試合を私の独断と偏見で選び、それを見返して得た感想を、“まるで昨日観た試合かのようなテイストで書いている記事”です!
・全米オープン2016の決勝戦;ジョコビッチ対ワウリンカ
・GS決勝でのワウリンカの強さ
・ジョコビッチの倒し方
・全米2016の決勝戦の展開内容
コロナでATP大会も中止が続き、復帰開催の目処も立たない中、「逆にこんな機会でしか過去の試合の振り返り記事を書くことはないでしょう!」ということで、スーパーポジティブ思考(バカ)な管理人は、喜び勇んで過去の試合記事を書くことにしました!
今回選定した試合は、2016年全米オープンの決勝、当時世界ランク1位のジョコビッチ 対3位のワウリンカの試合です。
この大会は、錦織圭が絶好調マレーを下し、大活躍した大会でしたね!!
選定理由は、フェデラーの同胞であるスイスの剛腕スタニスラス・ワウリンカが、フェデラーの宿敵ジョコビッチを倒したからです。(単純)
非常に思い入れ深い試合となっております。
フェデラーとジョコビッチ とワウリンカでちょうど“三竦み”みたいな関係になっているのが良いですね。
フェデラーはジョコビッチに弱く、
ジョコビッチはワウリンカに弱く、
ワウリンカはフェデラーに弱いみたいな笑笑
それでは、試合の様子を見ていきましょう!

負傷したジョコビッチに対してもブレることなくいつも通りにプレー;6-7(1),6-4,7-5,6-3
全体的なイメージとして、あのジョコビッチが終始受けに回らされていた感覚がしました。
ジョコビッチはこの大会、怪我に悩まされており、つま先にダメージを負っており、全開では動けない様子も見られました。
一方ワウリンカは、スタニスラス氏が降臨、規格外のベースラインからの支配力でジョコビッチを防戦一方にして甘い球が返ってくるまでひたすら攻め続けるという、なんとも気持ちが良いテニスを最初から最後まで続けていました。
こんな気持ちの良い、ワウリンカのようなプレーをジョコビッチ 相手に5セットマッチで続けることはほとんどの選手ができないでしょう。
やはりワウリンカのメンタリティには驚嘆せざるをえません。
では、セットごとに簡単に様子を振り返っていきましょう!
第1セット ジョコビッチがワウリンカのパワーを利用して取り切る
最初、ワウリンカの暴球が中々入らず、球の威力はありますがコースが芳しくなく、その勢いを逆にジョコビッチが利用して、コースを加えて返球され、ワウリンカがいいようにされる展開になっていました。
しかし第1セット、ゲームカウント1-4,2-5の場面まで追い込まれますが、次第にワウリンカの球のコースの精度と威力が上がっていき、少しでもジョコビッチの球が甘くなるとすぐにサーブ並のスピードのグランドスマッシュが飛んでくるようになります。
ジョコビッチの打点が少し遅れ始め、次第に鋭い返球ができなくなっていきます。
そこからワウリンカがまくり上げ、タイブレークまでもつれますが、ここはジョコビッチの落ち着きと強気の攻めがまだ健在しており、ワウリンカがスーパープレーを放った時の1ポイントのみしか与えず、ジョコビッチがタイブレークを取り切るとこができました。
この段階では、「結局ジョコビッチが勝つのか」と思った方が多かったのではないでしょうか。
第2セット、第3セット、第4セット
ジョコビッチのフットワークが追いつかなくなり、次第にワウリンカの一人舞台に
どんどんワウリンカのミスが少なくなっていきます。
ラリーをしてもジョコビッチが根負けする流れが多くなってきました。
ワウリンカよりも強力なショットを持っていないジョコビッチは、ワウリンカの力わざの数々、カウンターに恐れをなして次第にラリー力がなりをを潜めていきます。
第4セット、1-3,2-5の場面でジョコビッチ がメディカルタイムアウトを取りましたが、
その後もワウリンカは気を緩めることなくジョコビッチを圧倒し続け、栄冠を勝ち取り、なんとグランドスラム決勝で3戦負けなしという超記録を立ち上げたのでした。


ジョコビッチの試合後のコメントが素晴らしい
この試合、私は、ジョコビッチが終始、ワウリンカのパワーボールを「なんとか返しているだけ」「繋いでいるだけ」感がとてもしていて、上位シード選手相手と試合している時の私の像と重なっていたのですが笑、
ジョコビッチも試合後のインタビューで全く同じコメントをしており、ジョコビッチも同じ気持ちだったんだということに驚きました。
そして、グランドスラムを獲り逃した後のコメントも潔くて交換が持てましたので載せておきます。
負けているのに、あまりに達観していて清々しいコメントで気持ちがよく、少しジョコビッチを好きになりました。
「4つのグランドスラム大会のうち、2つに勝つというのはかなりいい年だと言える。そして、ここでもまた決勝を戦った。不満はないよ。当然ながら、もう1つタイトルを獲ることができればよかったけど、まあ仕方がない。握手をして、よりよいプレーをした選手から手渡された“負け”を受け入れて、前に進んでいかなければならないんだ」「僕がビッグマッチで負けるのは初めてではないし、また最後でもない。そこから学ぶことができればと願う。そうして、より向上したい。なぜってそれが、僕らアスリートにとっての人生のサイクルなのだから」
まとめ;感想
4年前の試合ですが、意外とそこまで前という感覚がなくて驚きました。
そして何より、ワウリンカはバックのダウンザラインがエグすぎる。
このバックを持った上で、さらにパワーで攻め切るしか策はないのか。
今年、2020年全豪オープンの決勝では、ティエムが良い勝負をしましたが、やはりバックのダウンザラインが決まりきらず負けてしまった印象が強いです。
ワウリンカやメドベーデフ、ティエム、デルポトロがジョコビッチを押しているところから見ると、やはりテクニックよりもパワフルテニスというのが正解なんでしょう。
現に錦織や晩年フェデラー、モンフィスらテクニシャンは、ジョコビッチに対して部が悪いです。
しかしワウリンカの強さはそれだけではありません。
チャンスで攻め切ることができる強さ。
しかも重要な局面でも、入るかどうかわからないような一か八か(下位ツアーでのワウリンカだったら絶対外すような球を)の賭けのようなダウンザラインを惜しげもなく叩き込みます。
どんなメンタルしているのか意味がわかりません。
これは素質もあるのでしょうね。
ジョコビッチの「痛いんご」に対抗して今まで通り攻め続けることができるというのも人外ポイントですね。
ワウリンカのメンタリティは不思議です。
あのジョコビッチを超えるメンタルを持っていると言うことですから。
中々ジョコビッチをグランドスラムの決勝で倒すということは容易ではありません。
ジョコビッチに対して、フェデラーの分の想いも背負って戦っている感覚があるのかもしれませんね。
フェデラーに対しては「ちょっと遠慮してるのかな?」というようなミスが見られることもありますから(小声)
以上、全米オープン2016の決勝戦、ジョコビッチ vsワウリンカを振り返りました。
「この試合を振り返って欲しい!」というような希望があれば、コメント欄にお願いします!
早急に試合を観て、記事を書きます!
ここまで読んで頂きありがとうございました!!
また次の記事でお会いしましょう!
fin.