フェデラー速報ではなく実は“遅報”ですが、その分、1記事1記事を書くのに、分かりやすい画像を探したり、下調べをしたりして、クオリティに全振りしています。

【全豪オープン2020】BIG4時代はまだ続く!執念の巻き返しで優勝は8度目のジョコビッチ! vsティエム 6-4,4-6,2-6,6-3,6-4

 

 

みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。

 

 

この記事では、全豪オープン2020の決勝戦、ノバク・ジョコビッチ対ドミニク・ティエムの試合についての振り返り、今後のテニス界の進展などについて書いています。

 

 

 

引用元;https://youtu.be/36rO7ueix4M

 

 

 

 

全豪オープン決勝戦。

 

 

今年の全豪はいろんなことがありました。

 

まずは全豪開催前に起こった大規模森林火災。

本当に悲惨なことです。

それに伴い、キリオスが立ち上がってチャリティマッチを開催した所から始まって、「1エースごとに寄付をする」と言い、母国の為にキリオス史上最高のモチベーションで並並ならぬ覚悟で臨んできたり。

 

NBAのレジェンドが亡くなられてしまったり。。。

書ききれないので、またこれらの全豪の総括は別の記事に書こうと思います。

 

 

 

とにかく決勝戦、一言でいうと、素晴らしい試合でした!

さすがGSの決勝戦という感じです。

 

お互いの意地と意地がぶつかり合う。

 

新たな時代の扉を開けようとする若き戦士と、「まだ時代は終わっちゃいない」と現実を突きつけるBIG4。

 

とても見応えがありました。

 

 

 

私は、以前のブログでも書きましたが完全にティエム応援で今回の試合を注目していました。

 

結果、惜しい所まで行って逆転負けを喫しましたが、今回はジョコビッチが一枚上手だったと潔く認めることができる試合内容でした。

 

 

集中する所、ギアを入れるタイミングが上手いというかずるいですね笑

 

 

一旦ギアを落として、声も出さないくらいの雰囲気でやって「大丈夫か?!」と思わせてセットを落としたと思いきや、それで相手が「イケる!」と思ってしまうちょっとした緊張のほつれえお見つけるとギアを戻して狩りにいく。

 

 

本試合第3セットで、ジョコビッチは一切声も出さず、ミスも早く、どうしたことかと思いましたが、これも高度なジョコビッチの駆け引き。

「死んだふり」戦略なのかと思えてきました。

実際こんな展開、マレー相手の全豪決勝でも散々やってましたよね笑

 

まぁ、一応、テニスのルール範囲内ですので、これも立派な知略。

 

残念ながら乗せられてしまう方が未熟と言わざるを得ません。

 

 

今回のジョコビッチの勝利は、さすがBIG3といったところ。

レジェンダリーを感じました。

 

 

この決勝の相手がフェデラーでこのスコアの負け方だったらゲ◯吐いてますが笑

相手がティエムなので、まだ素直にジョコビッチを称えれてます笑

 

【全豪オープン2020】フェデラーお疲れ様でした。準決勝にまで来れただけでも最高だ!! vs ジョコビッチ 6-7,4-6,3-6

 

 

 

今回も前置きが長くなりましたが、試合の振り返りに行きましょう!

 

 

 

引用元;https://youtu.be/36rO7ueix4M

 

 

 

 

 

 

 

試合内容;ジョコビッチのギアの上げ下げが秀逸すぎた 6-4,4-6,2-6,6-3,6-4

 

 

 

 

 

 

ティエム                     ジョコビッチ

13 エース 9
5 ダブルフォルト 5
64% ファースト サーブ率 65%
69% ファースト サーブ得点率 76%
49% セカンドサーブ得点率 57%
5/12
ブレイク ポイント
5/12
0 タイブレイク勝利数 0
44 リターンゲーム得点数 67
147 ポイント 157
23 ゲーム獲得数 24
6 連続獲得ゲーム数 3
7 連続獲得ポイント数 7
103 サービス ポイント率 90
18 サービスゲーム獲得数 19

 

 

リターンの鬼のジョコビッチにブレイクをされてしまうのはもう仕方ないとして、今や新しいコーチの力で「サーブの鬼」ともなっているジョコビッチのサービスゲームを5回もブレイクするなんてこれは凄いです。

 

あとは、サーブのコースを読まれないようにすれば勝てるんじゃないかな。

フェデラーの黒塗りラケットを使って視認効果でジョコビッチを惑わせてみては笑

 

 

試合は第1セット

開始からとても激しいラリー合戦からでした。

 

両者一歩も引かぬラリーの応酬でしたが、

 

ティエムが4-5で自身のサービスゲームになった時、強みのメンタルの良さが出ず、デュースの場面からバックスライスでネットにかけるそこそこのイージーミス。

さらに次はブレークポイント&セットポイントでメンタル強者のティエムらしからぬダブルフォルト!

 

それだけ決勝の緊張感もあったのだとは思いますが、これはそれ以上にジョコビッチに守備が硬かったことによるプレッシャーの蓄積が影響していたんだと思います。

 

ジョコビッチはコートの端までストロークで追い出されても、そこからコート中央まで戻ってくるスピードが速い、速いし早すぎる。

 

それともう1つ、ジョコビッチの鉄壁の守備を支えているのがテイクバック

 

テイクバックが異常に早いんですよね。

今度意識して見てみてください。

他の選手よりもコンマ2秒くらい早いです。

 

相手が打った時にはもう後ろ足をバックかフォアかどちらに向けるか決まっている。

 

ちなみにこれ、意識してやってみると、私たちでも、相手選手の速い球でもかなり振り遅れることなく、かつ振り切って前打点で返すことができるので、オススメです。

上級者の方は元からやっていらっしゃると思いますが汗

 

 

ジョコビッチはこれが一番速い。
これが、相手の、「コースをついた球」にでもしっかりと追いついて、かつコントロールして返せている秘訣だと思っています。

 

 

 

第2セット

 

ティエムはジョコビッチにブレイクされますが、ジョコビッチがサービスに時間がかかってタイムバイオレーションを取られたことをきっかけにして、そのゲームのブレイクに成功。

 

第2セットはティエムがとります。

 

 

ジョコビッチはタイムバイオレーションをとったことに対して、審判を賞賛?(裏の感情もありそうですが笑)して、コートチェンジの際に「よく仕事した」という感じでポンポンと審判の足首を叩くのですが、もうそれが怖い笑

 

油断した隙に足首握りつぶされそうで笑

 

 

因みに、審判に触るのはかなり重度のペナルティの対象らしいので気をつけた方が良いですね。

 

 

第2セットでふと思ったのですが、ジョコビッチはラリーで本気になりだした時、声を出しながら打ちます。

 

準決でフェデラーとやったときはほとんど声なんて出さなかったなー」なーんて気付いてなんだか悲しくなりました笑

 

 

あと、ティエムはジョコビッチを一発で崩せるストローク力があると思っていましたが、それをやはりジョコビッチは封じていますね。

 

ジョコビッチの針の先を通すかのようなプレースメントの良さで、ティエムが大勢十分でワッフんショットを打たせることを許しません。

 

 

 

さらにもう1つ、ジョコビッチが本気になったら、あれだけ相手を振り回せるんだということを痛感しました。

 

といっても、TOP10以外のほとんどの選手が、ジョコビッチの振り回しに耐えれきれずに序盤で先にすぐにミスしてしまうので、ここまでジョコビッチの展開力、振り回し力が目立つことはないのですが、

拾っても拾っても次のエース級ボール次のエース級コースがボンボン飛んでくるし、ティエムが打ち込んでも打ち込んでも変態ディフェンスで守られ、なんならカウンターでエース級の球が返ってくる。

 

そしてこちらの球が少しでも浅くなれば、ジョコビッチの返球は本当に彼のエースとなってしまう。

 

 

もう、こんなの私がジョコビッチと試合したら確実に五感失いますね笑(幸村)

 

 

 

さて続きまして第3セット

ジョコビッチのストロークでの安易なミスが出だす。

 

ラリーする時も声を出さなくなり、淡々とラリーをし、ミスをします。

 

ジョコビッチにはこういう時間帯があります。

名付けて『人間モード』

 

相手がそこそこの実力の選手だと、ジョコビッチがこの『人間モード』に入る間も無く終わってしまいますが、相手が強くなると持久戦となり、ラリーが緊迫して長引くことで、集中力が切れるのかもしれないと考えています。

 

突如として『人間モード』に入るので驚きますが笑

この機を逃さず、ティエムはしっかりと第3セットも取りました。

 

 

私はこの時、確実にティエムの優勝を確信していましたね笑

 

メンタルの強いティエムがここから落とすはずはないと。

そして、ジョコビッチもなんだか覇気がなくなっている。

 

ジョコビッチが覇気が無い時、少し寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか、、、

 

ジョコビッチがミスしたり、相手にエースを決められた時、一瞬無言で小さく俯くんですよね。

これがなんとも哀愁深くて、、、

かといって強くなったらなったで憎らしいんですが(どっちや笑)

 

 

第4セット

 

今度はティエムの生命線だったバックのストレートが入らなくなります。

 

この試合、ラリーが長引いて簡単にポイントが取れなくなった時、形勢を変えるのに充分な仕事をしてくれていたバックのDTL。

これが機能しなくなってきた。

 

 

さらに、ここに来てジョコビッチのしつこさが戻ってきて、ティエムは、ポイントを締めるその一歩手前くらいのショットの段階でネットにかけ始めるようになる。

 

第4セットをジョコビッチが取ります。

 

 

ファイナルセット

 

ジョコビッチ、フルマックスの集中力を投下。

ティエムは迷いが出たのでしょうか、随所に良いプレーを見せながらもジョコビッチに結局は翻弄され、敗れてしまいました。

 

 

 

 

まとめ

 

ティエムは素晴らしい選手です。

あと一歩。

本当にあと一歩だった。

しかしその小さく見える一歩の差が果てしなく大きい。

それが彼らBIG3との差。

1人は倒せても、もう1人に勝てない。

 

2019全仏ではやっとの想いでジョコビッチを討ち取った。
しかしその次に出てきたナダルに涙を飲んだ。

 

今回は、ナダルを先に討ち取った。
強くなった自信もあった。
ジョコビッチには前回全仏でもツアーファイナルでも勝っている。
「イケる。」ティエムにはきっと勝つビジョンが見えていたと思う。
しかしジョコビッチのメンタルの強さは想像以上だった。

 

ティエムは、ジョコビッチの庭、ナダルの実家である大会の決勝でそれぞれ2人に敗れています。

 

これは流石に仕方のないことです。(ついでにウィンブルドン決勝でフェデラーに負けてくれないかなぁ笑)

 

 

これからもきっとティエムを始め、若手たちは門を叩き続けますが、果たしてあとどれだけBIG3は扉を抑え続けられるだけの腕力を保っていられるのでしょうか。

 

 

 

ティエムは今回の試合後のインタビューで、

ジョコビッチ、ナダル、フェデラーは異次元。彼らが居なければ確実にグランドスラムは取れるだろう。しかし、彼らのおかげで自分のテニスのレベルが上がっている。彼ら3人が現役である内に、彼らを倒してグランドスラムを獲りたい。

 

という旨の回答をしています。

 

いやマレー感がすごい笑笑

 

 

 

全豪で若手の出鼻はくじかれました。

全仏にはナダルが、WBではフェデラーとジョコビッチが控えています。

 

若手にチャンスがあるのは残すところは全米くらいでしょうか?

 

全米が最も若手にチャンスがあるような気がしますね。

 

 

 

 

若手の活躍と、BIG3の息の長さn注目していきたいですね!

 

さらに今後、マレーと、我らが錦織圭も復帰してきます。

 

やはり錦織のいないGSは寂しい!

 

これからのテニス界はもっと熱くなっていくでしょう!

 

すごく楽しみだ!!!

 

 

 

今大会の優勝者は文句なしのセルビア ノバク・ジョコビッチでした!!!

 

おめでとうございます!!

 

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます!

また次回の記事でお会いしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

fin.

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