みなさんどうもこんにちは、テニス大好き、【ラム】です。
『フェデラー速報』とは名ばかりのフェデラー関係ない記事ばかり投稿している最近ですが、ご了承ください。
面白い試合が多いんだもの!!

こんな年の初めから豪華なカードが観れてしまって良いのでしょうか!!
今のランキング的には本来全豪オープンの決勝でしか見れないカードだし。
これは本当に豪華です。
去年までこの大会のポジションとしてあったホップマンカップでは、例えこの2人が当たったとしても、ポイントがつかない大会だったためお互い本気ではやらなかったでしょう。
しかし、ATPカップは国を背負っている上にポイントが付きますので、2人とも本気です。
というか出場選手が皆かなりガチでした。
こんなガチな上位選手の戦いを年明けすぐから観れる。
そういった意味では、選手の予定を顧みず強行開催されたと言われている本大会ですが、そのおかげで良いものが見られたと感謝すべきでしょう。
試合内容;ジョコビッチのストロークが凄すぎた 6-2,7-6(4)
試合は1ポイント目から激しい打ち合いで幕を開けました。
ジョコビッチナダル共にボルテージマックスの状態で試合に臨んでいます。
「あれ、全豪始まってたっけ?」と思わず思ってしまう緊迫感です笑
1ゲーム目からナダルの『バモス』が聞けたことからもこの試合に臨む並並ならぬナダルの気持ちが感じられます。
ジョコビッチは他のほとんどの選手とやる時はあまり攻めずに相手がミスるまで淡々とラリーをするだけなのですが(というかジョコビッチの通常ラリーの次元が高すぎて皆がついていけてないだけというのもある笑)、ことフェデラーやナダルが相手となると一転して攻めのスタイルになります。
普通にラリーしていたら良いようにやられるのがわかっているのでしょう。
“やられる前にやる”というやつですね。
この試合でもジョコビッチはバコバコに攻めていました。
ナダルのセカンドでさえもまるでチャンスボールの如くボコボコ叩いていきます。
これにはナダルも相当プレッシャーを感じたでしょう。
試合を通して、ナダルはラリーにおいてほぼ防戦一方でした。
ナダルとジョコビッチ。2人のストローク力の差で一番大きいのが、バックだと思います。
ジョコビッチのバックは、コートのセンターからでも異様に角度のついた鋭いボールをコートの何処へでも配球することができます。
しかもかなり読みづらい。
ナダルもラリーの中でこの鋭角へと切れていくバック(特にクロス)に苦しめられていました。
ジョコビッチはラリーで優位を取れているのがわかっているからか、普段結構ミスるドロップ(通称ジョコップ笑)も多用していました。
しかもこれがかなり精度が高い。
これが決まりだしてしまうともう誰もジョコビッチを止められません。
第1セットをあっさりと2-6で取られたナダル。
第2セット、普通にラリーしていたのではもうどうしようもないと思ったのかナダルはボレーに積極的に出て行くようになりました。
特にサーブアンドボレーはよく決まっていました。
これで何本か簡単にポイントを取ったことでペースを奪われず、拮抗した第2セットにできたと思います。
ファーストサーブでボレーに出るというのは今後ジョコビッチ対策としてアリかもしれません。
第6ゲームでナダルに何本かブレークチャンスがありましたが、ジョコビッチの盤石なプレーがそれを許さず、タイブレークまで行ったもののナダルは敗北してしまいました。
この試合は仮にもしフルセットまでもつれていたとしても勝ったのはジョコビッチだったでしょう。
それくらいジョコビッチの完成度が高かった試合でした。
ジョコビッチの強さの秘訣;重心の低さ
ジョコビッチは目に見えて重心を低く取っています。
コートの定点カメラから見ても、ジョコビッチの周囲だけ重力が重くなっているかのようにジョコビッチだけ重心が低いのです笑
サーブを打った後も、写真のようにここまで重心が下がっています。

もはや重りか何か入れてるようにも見えますよね笑
この重心の低さこそがジョコビッチの配球の安定につながっています。
正直な話、ここまで姿勢を低くしてテニスをすれば誰でも安定してボースが打てるのですが、私たちのような素人がやろうと思ってもこの姿勢の低さはほとんど1ゲームも持ちません泣
筋トレから始めてスタミナ、体幹の筋肉諸々をつけてやっっと出来るようになる芸当です。
体得したいですね。
まとめ;ナダルちょっと体調に難あり?!
さて、ATPカップはセルビアの優勝に終わりました。(この記事を書いてる途中に決まった笑)
セルビア、おめでとうございます!!
ところでこの大会を通してナダルのフットワークの悪さが目立ちます。
特にゴファン戦では「故障しているのか?」と思うほど動きが悪かったです。
全豪オープン、去年はファイナリストですのでなんとか失効ポイントを最小限にとどめたいところです。
しかし早めに撤退して全仏に向けて回復を目指すという手もナダルとしては良いかもしれません。
世界ランク1位よりも全仏オープンの方が大切なはずですから。おそらく。
ATPカップに出場した選手はみなさんお疲れだと思います。
想像したよりもはるかに盛り上がった大会でした。
このまま全豪オープンに入っていくわけですが、くれぐれも熱中症には気を付けて大会に臨んでほしいですね。
fin.